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保険診療

​虫歯の治療

虫歯の治療は大きさによって治療方法が変わります

小さな虫歯

  • コンポジットレジン修復

  • CAD/CAM用レジンブロックによる詰め物

  • 金属(12%金銀パラジウム合金)による詰め物​

大きな虫歯

  • CAD/CAM用レジンブロックによる被せ物(部位に制限有

  • 金属(12%金銀パラジウム合金)による被せ物​​

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コンポジットレジン修復

虫歯を除去した後の詰め物として、プラスチック系樹脂(コンポジットレジン)を用いる治療です

天然の歯に近い色合いで仕上がるため、前歯や小さなむし歯の治療に適しています

コンポジットレジン治療の主な適用ケース

  • 小さなむし歯の治療

  • 歯の欠けやひびの修復

 

コンポジットレジン治療の流れ

  1. 診察:歯の状態を確認し、治療が適用できるか判断します

  2. 虫歯の除去:虫歯を削り、除去します

  3. コンポジットレジンの充填:歯の形に合わせてコンポジットレジンを充填します

  4. 光硬化処理:光を当ててコンポジットレジンを固めます

  5. 仕上げと調整:咬み合わせや形態を調整します

コンポジットレジン治療のメリットと注意点
  メリット

  • 天然歯に近い自然な見た目

  • 短時間で治療が完了する

  • 健康な歯を多く残せる(削る量が少ない)

  注意点

  • 時間の経過とともに、変色することがあります

  • 硬いものを噛んだ時など、強い衝撃で欠けることがあります

  • 虫歯の大きさや場所によって、適用できないことがあります

CAD/CAM治療

CAD/CAM治療とは、コンピュータを用いた設計・製作技術を活用し、被せ物や詰め物を製作する治療法です​

従来の方法と比較して、高精度な補綴物が短時間で製作できる点が特徴です

保険治療では、レジンブロックを使用した被せ物や詰め物が可能です

CAD/CAM治療の主な適用ケース

  • 虫歯や歯の欠けにより被せ物・詰め物が必要な場合

  • 金属アレルギーのリスクを減らしたい場合

  • 天然歯に近い見た目の補綴物を希望する場合

CAD/CAM治療の流れ

  1. 診察:歯の状態を確認し、治療が適用できるか判断します

  2. 虫歯の除去・歯の形成:虫歯を除去し、型取りをするために歯の形態を整えます

  3. 型取り:被せ物や詰め物を作るため、歯の型と噛み合わせを取ります

  4. 設計・製作:専用ソフトで被せ物や詰め物を設計し、機械でCAD/CAM用レジンブロックを削り出します

  5. 装着と調整: できあがった被せ物・詰め物を装着し、噛み合わせを確認します

CAD/CAM治療のメリットと注意点
  メリット

  • 精密な補綴物を短時間で製作できる

  • 金属を使用しないため、金属アレルギーのリスクがない

  • 天然歯に近い自然な色合いに仕上がる

  注意点

  • 保険適用に条件があります(対象の歯や材料に制限あり)

  • 強度が金属よりも劣るため、噛む力の強い方は外れたり、割れたりする可能性があります

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金属(12%金銀パラジウム合金)による治療
12%金銀パラジウム合金は、保険適用の被せ物や詰め物に使用される金属素材です

強度と耐久性に優れています

金属による治療の主な適用ケース

  • 強い力がかかる奥歯の被せ物や詰め物、ブリッジ治療の場合

金属による治療の流れ

  1. 診察:歯の状態を確認し、金属の使用が適しているか判断します

  2. 虫歯の除去・歯の形成:虫歯を除去し、型取りをするために歯の形態を整えます

  3. 型取り:被せ物や詰め物を作るため、歯の型と噛み合わせを取ります

  4. 製作:技工所で金属の被せ物や詰め物を製作します

  5. 装着と調整: できあがった被せ物・詰め物を装着し、噛み合わせを調整します

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金属を使用した治療のメリットと注意点
  メリット​

  • 強度が高く、奥歯などの咬合力が強い部分に適しています

  • 耐久性があり、割れにくいです

  注意点

  • 見た目が銀色のため、審美性ではありません

  • 金属アレルギーのリスクがあります

  • 歯との間に段差ができやすく、隙間から虫歯になる可能性があります

費用

健康保険適用​​

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歯の神経・根の治療(歯内療法)

通常の歯内療法と、外科的な歯内療法があります

​通常の歯内療法

歯の内部(根管)の、細菌に感染したり壊死した神経や組織を取り除き、洗浄・消毒を行って薬剤を詰める治療です

適用

  • 虫歯が進行して歯の内部の神経まで達した場合

  • 外傷によるダメージで神経が壊死してしまった場合

  • 根の先まで細菌が達して膿が溜まっている場合

歯内療法の治療の流れ

  1. 診察とレントゲン撮影:歯の状態やレントゲン写真を確認して、治療が適用できるか判断します

  2. 感染した神経や組織の除去:痛みがある場合は局所麻酔を行った上で、根管内の感染した神経や組織を取り除きます

  3. 根管の洗浄・消毒:根管内を洗浄・消毒し、感染の原因となっている細菌を除去します

  4. 薬剤の充填:再感染を防ぐために、根管内に薬剤を充填します

  5. 被せ物・詰め物の装着:被せ物や詰め物を作製し、歯を噛めるようにします

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外科的歯内療法(歯根端切除術など)
通常の根管治療で改善しない場合に行う、外科的な処置による歯内療法です

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適用

  • 通常の根管治療で症状が改善しない場合

  • 根の先に大きく膿が溜まっている場合

  • 歯の破折が疑われる場合

主な治療法

  • 歯根端切除術

  • 意図的再植術

  • 分割抜歯術

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歯根端切除術

感染した根の先端部分を外科的に切除し、感染部分を除去する治療法です

歯根端切除術の治療の流れ

  1. 局所麻酔:痛みを感じないように、治療部位に局所麻酔をします

  2. 歯肉切開、病巣の確認:歯の根の先端が見えるように、歯肉を切開して開き、根の先の感染した組織を確認します

  3. 感染部分と根の先端の除去:炎症を起こしている組織や膿をきれいに取り除き、細菌のいる確率の高い、根の先端を数ミリ削ります

  4. 根の先端を封鎖(逆根管充填):根の先端から再び感染が広がらないように、薬剤で封鎖します

  5. 縫合:切開した歯肉を丁寧に縫い、治癒を待ちます

意図的再植術

治療する歯を一度抜歯し、口腔外で根管治療を施した後に、再び元の位置に歯を再植する治療法です

意図的再植術の治療の流れ

  1. 局所麻酔:痛みを感じないように、治療部位に麻酔をします

  2. 抜歯・抜歯窩の掻爬:歯をできるだけ傷つけないように丁寧に抜歯し、抜歯窩に残っている感染した組織を掻爬して清掃します

  3. 歯内療法・逆根管充填:抜歯した歯に口腔外で歯内療法を施すとともに、根の先端の感染部分を取り除き、薬剤で根の先端を封鎖します

  4. 歯の再植・固定:治療が終わった歯を元の位置に戻し、歯がしっかりと定着するように、周囲の歯と一時的に固定します

  5. 経過観察:歯が骨に再び定着するのを数週間待ち、被せ物や詰め物を作製します

分割抜歯術​

根が複数あり、片方の根だけ状態が悪い場合、歯を分割して状態の悪い方の根を抜歯し、状態の良い方の根を保存する方法です​

意図的再植術の治療の流れ

  1. 局所麻酔:痛みを感じないように、治療部位に麻酔をします

  2. 歯根分割・抜歯:専用の器具を使用して歯根を分割し、保存不可能な方の根を抜歯します

  3. 抜歯窩の掻爬:抜歯窩に残っている感染した組織を掻爬して清掃します

  4. 止血:抜歯窩を圧迫し、止血します

  5. 被せ物の装着:残った根にクラウンやブリッジといった被せ物を作製します

費用

健康保険適応

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歯周病の治療

歯石が溜まり歯の周りの骨が吸収されると歯がぐらつきます

歯周病の状態について

1. 歯肉炎
歯肉に炎症が起こり、腫れや出血がみられる状態です

この段階では、適切な歯磨きや歯石除去によって、歯肉を健康な状態に戻すことが可能です

2. 軽度歯周炎
歯肉の炎症が進み、歯周ポケットが形成される段階です

歯石の蓄積が進み、歯肉が下がり始めます

スケーリングやルートプレーニングといった歯周基本治療が必要です

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3. 中等度歯周炎
歯周ポケットが深くなり、歯を支える骨が溶け始める状態です

歯のぐらつきがみられることがあり、基本治療以外に、歯周外科治療が必要な場合があります

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4. 重度歯周炎
歯を支える骨の大部分が失われ、歯が大きくぐらつきます

場合によっては歯が自然に抜け落ちることもあります

歯周外科治療や歯周組織再生療法、場合によっては抜歯が必要な場合があります

歯周病の治療について

歯周基本治療(非外科的治療)
歯周病の進行を抑えるために、まずは基本治療を行います

主な治療法

  • ブラッシング指導
    歯石やプラークが付着しないように、正しい歯磨き方法を学ぶことで日常のブラッシングを改善します

  • スケーリング
    歯に付着した歯石やプラークを超音波装置や手用の器具で取り除きます

  • ルートプレーニング
    ポケットの深い部分まで器具を挿入し、歯根の表面の歯石を除去して滑らかにすることで、歯石の再付着を防ぎます

  • 生活習慣の改善
    食生活の見直しや禁煙指導などを行い、歯周病の進行を防ぎます

 

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外科治療(進行した歯周病への対応)
歯周病が重度で基本治療では改善が難しい場合、外科的な治療が必要になります

主な治療法

  • フラップ手術

  • GTR(Guided Tissue Regeneration:組織再生誘導法)

  • 歯肉移植術

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フラップ手術

歯周病が進行し、通常の歯石除去では改善が難しい場合に行う治療法です
歯肉を切開して、ポケットの深い部分にある歯石を直接見て取り除きます

フラップ手術の治療の流れ

  1. 局所麻酔:痛みを感じないように、治療部位に麻酔をします

  2. 歯肉を切開し、フラップを開く:歯肉を切開し、歯周ポケットの奥まで見えるようにめくって、歯石を直接確認します

  3. 歯根の深い部分に付着した歯石や感染組織の除去:超音波装置や手用の器具で、歯周ポケットの奥深くまで清掃し、感染源を除去します

  4. 縫合:歯肉を元の位置に戻し、糸で縫い合わせます

  5. 経過観察:1~2週間後に抜糸を行い、その後も定期的に歯肉の状態チェックを行います

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GTR(Guided Tissue Regeneration:組織再生誘導法)

歯周病で失われた歯を支える骨や歯周組織を再生させる治療法です
重度の歯周病で歯を支える骨が溶けてしまった場合に、人工膜を使って骨や歯肉の再生を促す方法です

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GTRの治療の流れ

  1. 局所麻酔:痛みを感じないように、治療部位に麻酔をします

  2. 歯肉を切開し、歯根を露出させる:歯周ポケットの奥まで見えるよう歯肉を切開し、歯根を確認します

  3. 深い部分に付着した歯石や感染組織の除去:歯周ポケットの奥深くまで清掃し、感染源を除去します

  4. GTR膜(人工膜)の設置:歯肉が骨の再生スペースに入らないように、GTR膜を歯根周囲に配置します

  5. 縫合:歯肉を元の位置に戻し、糸で縫い合わせます

  6. 経過観察:1~2週間後に抜糸を行い、数週間~数か月かけて骨の再生を待ちます

歯肉移植術

歯肉移植術は、歯肉が下がってしまった部分に、自分の健康な歯肉を移植して補う治療法です
歯肉が下がると、歯根が露出して知覚過敏や虫歯のリスクが高まるため、歯肉を回復させ歯を守ります

前歯部では見た目の改善にもつながります

歯肉移植術の治療の流れ

結合組織移植術(CTG): 主に審美性の改善や、歯肉を厚くするために行われます

  1. 局所麻酔:痛みを感じないように、移植する部位と組織を採取する部位に麻酔をします

  2. 結合組織の採取:口蓋(上顎)から結合組織(歯肉の内部の組織)を採取します

  3. 結合組織の移植、縫合:歯肉が下がった部分に結合組織を移植し、ずれないように縫合します

  4. 経過観察:術後の経過を観察し、1〜2週間後に抜糸します

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遊離歯肉移植術(FGG):歯肉を厚くして、これ以上下がるのを防ぐために行われます

  1. 局所麻酔:痛みを感じないように、移植する部位と組織を採取する部位に麻酔をします

  2. 遊離歯肉の採取:口蓋(上顎)から遊離歯肉(表面の歯肉)を採取します

  3. 遊離歯肉の移植、縫合:歯肉が下がった部分に遊離歯肉を移植し、ずれないように縫合します

  4. 経過観察:術後の経過を観察し、1〜2週間後に抜糸します

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費用

健康保険適応

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入れ歯(義歯)の治療

入れ歯を作製し、定期的に調整することで、噛める状態を維持します

部分床義歯(一部の入れ歯)の治療

残っている歯に金具をかけて、歯と歯茎の両方で義歯を支えます

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総義歯(全体の入れ歯)の治療

歯が全てなくなった場合、歯肉のみで入れ歯を支えます

歯肉がやせたりすると、義歯が動いて痛みが出たりするため、定期的な調整が必要です

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義歯治療の流れ

1. 診察:お口の状態を確認し、義歯の形態を決定します

2. 型取り・噛み合わせの決定:歯肉の型を取り、噛み合わせの高さを決めます

3. 試適:試作の義歯を装着し、適合を確認します

4. 装着:完成した入れ歯を調整し、装着します

5. 定期的なメンテナンス:痛み・違和感などがないかを確認し、必要に応じて調整を行います

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義歯治療のメリットと注意点

  メリット

  • ブリッジ治療と比較して、歯を削る量が少なく済みます

  注意点

  • 保険の部分床義歯は金具が見えて目立ちます

  • 金具をかける歯に負担がかかります

  • 保険の総義歯は分厚くなり、食事の味・温度が感じにくいです

  • 最初は違和感があり、慣れるのに1ヵ月ほどかかります

  • 歯肉に負担がかかるため、当たりの強い部位は痛みが出ることがあります

  • 毎日取り外して清掃する必要があります

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費用

健康保険適用

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歯を抜く(抜歯)治療

親知らずや虫歯の大きな歯、重度の歯周病の歯や割れてしまった歯を抜歯して、痛みをとります

通常の抜歯

歯肉の切開や骨の削合が必要のない抜歯です

通常の抜歯の流れ

  1. 局所麻酔:痛みを感じないように、抜歯部位に麻酔をします

  2. 抜歯:歯の生え方や形によって、それに合った器具を使用して抜歯します

  3. 洗浄、止血:傷口を洗浄し、ガーゼでの圧迫や縫合で止血します

  4. 経過観察:鎮痛薬や抗菌薬を処方し、経過観察します

  5. 抜糸:縫合した場合は1〜2週間後に抜糸します

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親知らず(埋伏歯)の抜歯

一番奥に生えている親知らずは磨きにくく、虫歯になったり、周囲の歯肉が腫れたりすることもあります

顎の骨に深く埋まっている歯は、抜歯前にCTを撮影して骨の中での位置を確認し、安全に抜歯を行います

*画像診断の結果、当院で対応困難な抜歯である場合は、口腔外科など専門科にご紹介いたします

親知らず(埋伏歯)の抜歯の流れ

  1. 局所麻酔をする:痛みを感じないように、抜歯部位に麻酔をします

  2. 歯肉切開:歯肉を切開し、埋まっている歯を露出させます

  3. 骨の削合(必要な場合):歯が顎の骨に埋まっている場合は、慎重に骨を削って抜歯しやすくします

  4. 歯の分割(必要な場合):歯を取り出すスペースがない場合、歯を分割して抜歯しやすくします

  5. 抜歯:器具を使用して、抜歯します

  6. 洗浄、止血:傷口を洗浄し、切開した歯肉を縫合します

  7. 経過観察:鎮痛薬や抗菌薬を処方し、経過観察します

  8. 抜糸:1〜2週間後に抜糸します

費用

健康保険適用

マウスピース治療(歯軋り・顎関節治療)

歯軋り・食いしばりによる顎の疲れや痛みに対し、マウスピースを作製して痛みをとります

歯軋り・くいしばりによる歯や顎の負担を軽減するために、マウスピースを使用します

マウスピースには「軟質素材」と「硬質素材」の2種類があります

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軟質素材のマウスピース

  • 素材が柔らかいため、装着しても比較的痛みや不快感が少ないです

  • くいしばりの衝撃を吸収し、歯や顎にかかる負担を和らげます

  • 歯にぴったりとフィットしやすく、違和感が少ないです

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  適している方

  • 軽度のくいしばりがある方や、初めてマウスピースを使う方

  注意点

  • 長期間使用していると摩耗・変色するため、定期的に交換が必要です

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硬質素材のマウスピース

  • 耐久性が高く、長期間使用できます

  • くいしばりによる強い力をしっかりと受け止め、歯を保護する効果が高いです

  • しっかりとしたフィット感があります

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  適している方

  • 強いくいしばりがある方や、耐久性を重視する方

  注意点

  • 初めは使用時に少し違和感を感じることがあります

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マウスピース治療の流れ

  1. 診察:歯並びや噛み合わせの状態を確認し、治療の適応かどうか診断します

  2. 歯型の採取:マウスピース作製のため、型取りをします

  3. マウスピースの装着:作製したマウスピースの噛み合わせを調整し、装着します

  4. 定期的な調整:定期的にマウスピースの噛み合わせをチェックし調整します

費用

健康保険適用

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小児の歯科治療

小さいお子様も安心して治療を受けられるよう対応しています

恐怖心のあるお子様も、トレーニングをおこなってから治療に移ります

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シーラント

虫歯になりやすい奥歯の溝を、フッ素を放出するセメントで充填することで、虫歯を予防する処置です

虫歯のリスクが高い乳歯や、生えたばかりの永久歯に適用されます

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シーラントが必要なケース

  • 奥歯の溝が深く、食べかすが溜まりやすい場合

  • 乳歯や生えたばかりの永久歯など、虫歯のリスクが高い場合

  • 歯磨きが苦手で、十分なケアができていない場合

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シーラント治療の流れ

  1. 診察:歯の状態を確認し、シーラントが適用できるか判断します

  2. 歯の清掃:溝の中を清掃し汚れを取り除きます

  3. シーラントの塗布:シーラントを歯の溝に充填し、光を当てて固めます

  4. 仕上げと確認:噛み合わせに影響がないか確認し、必要に応じて調整します

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シーラントのメリットと注意点
  メリット

  • むし歯予防効果が高い

  • 痛みがなく、短時間で処置できる

  • 歯を削らずに処置できる

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  注意点

  • 噛むことですり減ったり、外れることもあるため、定期的なチェックが必要です

  • 100%虫歯を防げるわけではないため、歯磨きの習慣が重要です

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フッ素塗布(エナメル質初期う蝕・う蝕多発傾向者)​

歯の表面にフッ素を塗布することで、虫歯を予防する処置です

虫歯のリスクが高い乳歯や、生えたばかりの永久歯に効果的です

フッ素塗布が保険で可能なケース

  • エナメル質の表面が白く脱灰している場合

  • シーラントや詰め物で虫歯治療を行った歯がある場合(本数に規定あり)

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フッ素塗布の効果​​

  • エナメル質を強化し、虫歯に対する抵抗力を高める

  • 虫歯の原因菌の働きを抑制し、口腔内環境を改善する

  • 歯の再石灰化を促進し、初期の虫歯を修復する

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フッ素塗布の流れ

  1. 診察:歯の状態を確認し、フッ素塗布の適用を判断します

  2. 歯の清掃:歯の表面を清掃し、歯垢などの汚れを取り除きます

  3. フッ素塗布:フッ素入りペーストを歯の表面に塗布します

  4. 経過観察:口腔内のフッ素を維持するため、塗布後30分間はうがい・飲食を控えます

フッ素塗布の頻度と注意点

  • 3~6か月に1回のペースでフッ素塗布を行うことが推奨されています

  • フッ素塗布後30分は飲食を控えることで、口腔内にフッ素をとどめ、効果を引き出せます

  • フッ素塗布だけでなく、毎日の歯磨きや食生活の管理も重要です​

費用

健康保険適用

オーラルフレイル(口腔機能低下症)
​お口の発達管理(口腔機能発達不全症)

お口の「食べる」機能の発達・維持・向上を支えます

口腔機能低下症

  • 加齢により口腔内の噛む・飲み込む・話すなどの機能が低下する症状です

  • 現在の状態を知り、機能低下を予防するとともに、お口の機能を維持・向上をはかることで生涯にわたって食生活が豊かになります
    *50歳以上の方が対象となります​

口腔機能低下症の主な症状(一部)

  • 噛む力が弱くなった(硬いものが食べにくい)

  • 飲み込みにくい、むせることが増えた

  • 滑舌が悪くなった、しゃべりにくい

  • 口が乾きやすい(ドライマウス)

  • 食べこぼしが増えた

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口腔機能低下症の診断方法

口腔機能低下症は、7つの項目をチェックして診断します

  1. 口腔衛生状態の低下 舌の汚れ(写真撮影)

  2. 口腔乾燥(ドライマウス):唾液の量が減っていないか(口腔水分計による測定)

  3. 咬合力(噛む力)の低下:残っている歯の本数(噛む力の強さを測定)

  4. 舌・口唇の運動機能低下舌や唇がスムーズに動くか(「パ」「タ」「カ」の発音テスト)

  5. 舌圧の低下舌の力が弱まっていないか(舌を口蓋に押し付ける力を測定)

  6. 咀嚼機能の低下食べ物を十分に噛めるか(グミゼリーを使って咀嚼能力を測定)

  7. 嚥下機能の低下飲み込む力が低下していないか(アンケート形式の質問)

*3つ以上該当すると「口腔機能低下症」と診断されます。

 

口腔機能を改善するトレーニング方法(例)

口腔機能低下症の進行を防ぐためには、毎日のトレーニングが大切です

  • 唾液腺マッサージ(口の乾燥対策)
    耳下腺(じかせん)マッサージ: 耳たぶの前を指でくるくる円を描くようにマッサージ
    顎下腺(がっかせん)マッサージ:顎の下を指で軽く押しながらマッサージ
    舌下腺(ぜっかせん)マッサージ顎先の下を親指で押しながら前後にマッサージ

  • 口の周りの筋肉を鍛える「パタカラ体操」
    「パ」…唇をしっかり閉じて「パッ」と発音(唇の筋力アップ)
    「タ」…舌先を上の前歯の裏につけて「タッ」と発音(舌尖の動き改善)
    「カ」…舌の奥を上あごに押し付け「カッ」と発音(舌根の動き改善・嚥下力向上)
    「ラ」…舌を丸めるようにして「ラッ」と発音(滑舌の改善)
    1セット10回を1日3回 行うのが理想です

  • 舌の筋力トレーニング(舌圧アップ)
    舌を上あごに押し付けて5秒キープ
    舌を出し、左右に大きく動かす
    口を閉じたまま、舌を歯ぐきに沿ってぐるっと回す
    1セット10回を1日2〜3回 行うのが理想です

  • ガム噛みトレーニング(噛む力の強化)
    キシリトールガムなどを、片側の奥歯で30回以上、左右交互にしっかり噛む
    ​*1日2〜3回行うと効果的 です。

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口腔機能発達不全

お子様の虫歯・歯の生え変わりや歯並びに問題がないかチェックするだけでなく、お口ポカン(口唇閉鎖力)の検査や舌の力などの検査を通して機能の評価を行い、お口・全身の健康な発達を支えます

*15歳未満の方が対象となります

口腔機能発達不全症の主な症状(一部)

  • 哺乳量・授乳回数が多すぎたり少なすぎたりムラがある

  • 食べ物の噛み方がおかしい・食べるのに時間がかかる

  • なかなか飲み込むことができない

  • 食べ物を丸飲みしてしまう

  • 食べこぼすことが多い

  • 発音がおかしい

  • 口呼吸がある

  • 指しゃぶりをやめられない

口腔機能発達不全症の診断方法(一部)

  1. 食べる機能:歯の生える時期や歯並び、食べるのにかかる時間、飲み込むのにかかる時間など

  2. 話す機能:口唇の閉鎖不全や口を動かしたりする癖など

  3. その他の機能:痩せ・肥満や口呼吸、いびきなど

  4. 口唇閉鎖力検査(離乳後):口唇を閉じる力

  5. 舌圧(離乳後):舌を口蓋に押し付ける力

口腔機能を改善するトレーニング方法(例

離乳前のトレーニング

  • 赤ちゃんがしっかり吸えるよう、適切な乳首の形状を選ぶ

  • 指で 唇や頬を優しくなでる(口を閉じる力を鍛える)

  • 指で 舌の上を優しく押して刺激する(舌の動きを促す)

離乳後のトレーニング

  • よく噛む習慣をつける(咀嚼トレーニング)
    左右の歯でバランスよく噛む

  • 口を閉じる力を鍛える(口唇閉鎖トレーニング)
    唇を閉じて吹き戻しをくわえ、手を使わずに吹く

  • 舌の動きをスムーズにするトレーニング(舌トレーニング)
    舌を上あごに押し付け、5秒キープ(舌圧を鍛える)
    舌を口の中で左右に大きく動かす(舌の柔軟性アップ)
    「パ・タ・カ・ラ体操」を行う(発音と飲み込みの向上)

  •  口呼吸を防ぐトレーニング(鼻呼吸の習慣づけ)
    ガムを噛みながら鼻で呼吸をする練習
    鼻から息を吸い、口を閉じたままゆっくり鼻から吐く(深呼吸法)

費用

健康保険適用

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